ACT以外は、画像から記事にリンクしています
アマチュアにもっとも多くみられるのは「が」の多用でしょう。
−歯周病が重症化すると顎の骨が溶けてしまうことがあります−
こんな日本語はありません。
−歯周病の重篤化により顎の骨を溶かしてしまうことがあります−
「名詞化」と「主格の目的格化」という技を使ってみたのですが、やりようは他にもあります。
同一文の中では、意地でも同じ助詞を使わない。
それが、河野てつやのライティングポリシーです。
たとえば、接続詞の「じつは(実は)」や「とくに(特に)」。
紙面では、ひらがなにするのが一般的です。
また、「ニアピン」と「ニヤピン」は、どちらが適切でしょう。
加えて、なぜ、そういえるのでしょう。
小職の手掛けるテキストには、すべて「理由」が存在します。
なぜなら、紙面の用例研究を積み重ねているからです。
もちろん、ベースは「記者ハンドブック」を準拠しています。
河野 てつや Tetsuya Kouno
東京都杉並区出身、立教大学法学部法学科卒業。出版社在職中からテレビ番組などの企画に関わり、足で見つける現場優先の取材スタイルとストーリーテリングを展開。現在は医療メディアをメインに、フリーランスライターとして、アーティストプロモートやコンテンツ制作などの活動も続ける。