【第14回】文章の校正は日を置いて、「ラブレターシンドローム」

熱意を込めたラブレター 翌日読むと 脅迫文。

いきなり手前みそで恐縮ですが・・・。
小職が一次校正で手直しを受ける率は、おおむね3000字に1箇所といったところです。
誤字・脱字以外の指摘も含みますので、高精度といえるのではないでしょうか。
   
そのコツは、書き上げたその日に「絶対、納品しない」こと。
第三者の目線で校正するために、1日の冷却期間をおきます。
そのうえで、最低でも3回のセルフチェックを挟むのが好ましいでしょう。
   
1回目は、細部に目を凝らすのではなく、「意味が伝わりにくいところ」「読んでいて段差を感じるところ」を書き直します。
テニヲハ修正レベルではなく、思い切って、全く新たな文章を作成するのが効果的です。
   
2回目は、過去に受けた赤字やよく間違う言い回しのログを付けておき、それに沿って手直しを加えます。
他人による校正が必要ですが、自分でも「あるある帳」のようなメモを取っておくことは可能だと思います。
以下に、小職の「チェックシート」を載せておきますので、参考にしてみてください。
   
3回目で初めて、テニヲハのダブりや誤字・脱字を確認します。
この段階では「文章を読まず」、あら探しに徹してください。
最後に、もう一度読み返して完成です。
   
誤字のチェックシート
   
◆良くある誤用1「くださいと下さい、いただきますと頂きます」
〜動詞の副詞的使用はひらがな〜
   
「副詞的使用」とは、それ自体に意味を持たない、丁寧語などの用法です。
例えば、こちらからお帰り「ください」。前金でお支払い「いただきます」など。
そうではなく、動詞そのものに意味がある場合は漢字を用います。
たとえば、お釣りを「下さい」。部屋で朝食を「頂きます」など。
   
◆良くある誤用2「逆接ではない『が』の多用」
〜モノノのススメ〜
   
3日以内を推奨します「が」、4日目でも大丈夫です。
この文は逆接の関係になっていないので、一見すると、意味不明に感じてしまいます。
3日以内を推奨する「ものの」、4日目でも大丈夫です。
としたほうが無難でしょう。
   
また、主語+「が」が先行した場合のダブリ回避にも有効です。
ガイドの田中さん「が」ご案内します「が」、不要な場合は申しつけてください。
ガイドの田中さん「が」ご案内する「ものの」、不要な場合は申しつけてください。
   
このような「気をつけたい単語」は、エクセルなどを利用して、変換候補と一緒にまとめておくと便利です。
ワードの[編集]−[検索][置換]機能を使えば、機械的に探し出してくれます。
ログの精度を高めれば高めるほど、読みやすい文になっていくはずです。

   
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