【第3回】アピール手法の変化、競合排除型から共助・扶助型へ

   
◆要旨◆
オレがオレがの我を捨てて、おかげおかげの下で生きる
   

差別化は、厳しい競争社会の中で生き残るための「自己アピール」といえるでしょう。
どこよりも安い、どこよりも早い、どこよりもうまい・・・。
しかし、他者を蹴落としてでも自分が勝とうとする「牛丼型アピール」は、これからの時代になじまないと考えます。
なぜなら、人口減少による市場の縮小化が、いずれ競争原理を鈍化させていくからです。
   
現に北欧などの教育現場では、「テストで一番を取ること」より、「どれだけ他人の役に立ったか」を重視するようになってきました。
その裏にあるのは、シェア争いをするだけのニーズが失われ、手を取りあわないと商売が成り立たないという、社会構造の変化です。
他人を排除して一番になったところで、十分な需要が期待できないかもしれません。
   
一方、体重計のメーカーが「病院食のサポート」をアピールしたら、どのように受け取られるでしょう。
世界一正確な体重計を主張し続けていても、おのずと限度があったのではないでしょうか。
これが、我々の目指したい、「共助・扶助型アピール」です。
   

   
◆ケース1「カルチャーセンターを新設した葬儀会社」
〜自社スキームの拡大〜
   
「フラワーアレンジメント教室」の講師を務めるのは、祭壇の飾り付けや献花の納品をしていた生花会社の担当者。
隣の部屋で行われている、アロマテラピー用の自作キャンドルも大人気だ。
こちらでは、ろうそくメーカーの職人を呼び寄せて、そのノウハウを公開している。
本来「呼ばない限り用のない」葬儀会社が、常識をブレイクスルーしたことによって、新たなニーズを獲得。
「人生の最後」だけではなく、「生活全般」に関わる企業としてリニューアル。
   
◆ケース2「コンビニでの荷受けができるようになった宅配便」
〜他社とのシナジー連携〜
   
不在の際の再配達がネックとなっていた運送会社。
文字通り「便利」をうたい、少しでも集客要素を増やしたいコンビニ。
もしユーザーが、最寄りのコンビニで荷物の置き止めを頼めたとしたら。
以下、説明省略。
   
ライターは取材を通して、対象者の強みや悩みを聞き出しています。
インタビューをすると、改めてスキームやシナジーが再認識できるでしょう。自社分析の手法としても有効なはずです。
ご一緒に次世代型のアピールポイントを模索し、経営計画へ反映させてみませんか。

   
ほかの記事も読む・・・マーケティングコラムトップ
   

inserted by FC2 system