紙面の見だしでは、読点「、」を使わないのが一般的。
代わりに「 (空白)」を使うことが多いようですね。
ところが、たまに読点「、」を見かけます。
「はやぶさ2、世界初」
「首相、麻生氏に配慮か」
「前CEO、返り咲き提案へ」
この使い分けが、よくわからんのですよね。
主述の関係をブッタ切らないように読点「、」でつなげているんでしょうか。
ちなみに、空白を用いた見だしは、こんな感じ。
「黒人死亡 デモ全米に」
「トランプ氏ツイート 物議」
「芦ノ湖 放流操作見直し」
モノかヒトかの区別でもなさそう
ちなみに、Webの見だしにおける読点「、」は、かなり前から普段遣いです。
その影響もあるんでしょうか。
使用・不使用の境目がなくなってきているように思います。
一方の句点「。」については、個人的にもアレルギーが強いです。
タイトルの最後はもちろん、タイトル中で現れる場合も。
ダミーで作ってみましょうか。
横浜でグルメフェス開催。気になる初日の入場者は?
肺がんとタバコは無関係。腺がんの仕組みとは?
これは文でしょ。見出しじゃない。
というか、句点「。」が入ることで、文章っぽくなっちゃうんですよ。
こういう場合は、「!」に置き換えましょう。
横浜でグルメフェス開催! 気になる初日の入場者は?
肺がんとタバコは無関係! 腺がんの仕組みとは?
とはいえ、句点「。」を使いたい場面もあります。
例えば、いま手掛けている医療Q&Aで、こんなQがありました。
話題をマイクロスコープに戻します。健診では歯科衛生士が担当すると思うのですが?
さて、どうしたもんでしょう。
このまま読点「、」に変更しても、収まりが悪い印象を受けます。
暫定的に考えているのは、
話題をマイクロスコープに戻すとして、健診では衛生士が担当すると思うのですが?
です。イージーにつなげちゃいました。
見出しじゃなくて、Qという会話文なので、いいっちゃいいんですけど。
内校段階でもっといい方法がないか、考えてみます。
まあ、やりようは、いくらでもあるという話です。
とりあえず、見出しやタイトルで句点「。」は使わない。
これもどうなんですかね。いつの間にか、紙面で使われていたりして。
やー、ちょっとアレルギーあるな。