【第190回】富山の薬売りを英語でいうとブレードランナー

「カタカナ通り名」の雑談大会

今回は、ワーディングというより、小ネタです。
この間、医療記事の取材で、
「もともとは、医薬品の運び人のことを『ブレードランナー』と呼ぶ」
と知りました。SF映画で原題『電気羊はアンドロイドの夢を見るか』の『ブレードランナー』ね。
医薬品と一緒に、メスのなかった時代は刃物も運んでいたから、その名が付いたらしいです。
   
あれ?誰からか忘れましたが、自分が教わったのは、「刃物の上を走るような危ない職業に就いている人」だったんですけどね。
念のためインターネットなどで検索してみたら、どうやら、「運び屋説」が主流のようです。
つまりは、富山の薬売りということですな。
   
高岡大仏
ニノキン取材のついでに立ち寄った、富山県の高岡大仏
   
その収録後のZoomで、編集と「カタカナ通り名」の雑談大会がはじまりまして。
最初に出てきたのは、「ウィンドストーカー」だったっけな?
ロープレゲームの職業にあったりするんだけど、あれは、なんなんだと。
映画で『ウインドトーカーズ』はありましたよね。「ス」の付いていない、「風と話す人」のほうです。
これは、映画の趣旨に絡めるなら、「特殊な暗号に使うコードを知っている人」のこと。あたかも風に乗ってくる暗号を話せるという意味の、「ウインドトーカーズ」ですかね。
   
ただ、今、話題にしているのは、「ス」付きの「ウィンドストーカー」。
その場で調べてみたところ、要は、「風のストーカー」みたいですな。ストーカーって、つきまとう犯罪のストーカーね。
そのことから、追跡者とかトレジャーハンターのような意図で使われているようです。風の中の手かがりを追跡していくイメージでしょうか。
ただ、「ストーカー」と聞くと、ちょっとナニではありますな。
   
ほか、「レインメーカー」も出てきました。
これは、「雨乞い人」のことですよね。
作物にとっての慈雨をもたらしてくれる人。このことから、単に「金銭的な利益をもたらせてくれる人」のようにも使われています。
ただ、映画の『レインマン』はちょっと違っていて、サヴァン症候群などで散見する特殊能力を、“人知の及ばない雨”に例えている・・・ようです。
なお、表面的には「レイモンドという人名を覚え違えた」ことにもなっていて、この辺のギミックがうまいですよね。
てなことを、収録後にベチャクチャしゃべっていました。はい、今回、それだけです。

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